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2022年2月2日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された
中医協総会(第515回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、
厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
今回も総会のみの開催です。
個別改定項目(短冊)、附帯意見がまとまり、
当初の予定どおり、次回2月9日(水)に答申される見通しです。
波乱はありませんでした。
コロナ禍でしたが、スケジュール通りに極めてスムーズに進みました。
公聴会の後、3回開催して4回目に答申という流れは前回改定時と同じですが、
今回は最後に恨み節(?)のような発言がありました。
表紙の写真(左上)は、日医の城守委員が次のように述べた場面です。
「近年ですね、中医協の外で、詳細な制度設計にまでですね、
言及をされるテーマが散見されるのはいかがなものかと考えております」
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【余談です】
短冊協議は1月26日(水)に前半、28日(金)に後半、そして今回が3回目です。
公益裁定などを踏まえた修正版が出ました。
委員の発言はなく、了承されました。前回改定時と同じです。
パブコメで歯科の意見が多く寄せられ、
質疑で日歯の林正純委員が意見を述べたのも同じです。
ちょっと戻りますが、短冊1回目が大項目Ⅰ・Ⅲで、
看護必要度について公益裁定となったこと、
短冊2回目がⅡ・Ⅳで、ほとんどシャンシャンだったのも同じです。
前回改定時は、短冊3回目が約20分で終了、
答申日も約20分で閉会しています。
そのため、今回も約20分で閉会かなあと思っていましたが、
不妊治療の保険適用に関連した医薬品の収載があり、
その質疑で意見がありましたので、
前回改定時よりも10分ほど長くなりました。
ここ、もう少し盛り上がってほしかったところです。
不妊治療の保険適用は、不妊に悩む人たちのためではなく・・・
(以下、自粛)
ところで、最後の城守委員に対して、
支払側から何か返してほしかったところです。
幸野さんがいたら、ここで、あと30分ぐらい延びていたかもしれません。
リフィルはさておき、オンライン診療について日医はなんとか踏みとどまった、
奮闘したように思うのですが、いかがでしょうか。
短冊1回目(1月26日)の後の記者ブリーフィングで、
共同通信の記者が次のような質問をしました。
「距離要件は設けないことになったと思いますが、
これは極端な話、初診から沖縄の患者が北海道の有名な医療機関の
オンライン診療を受診することも可能ということですか?」
これに対し、厚労省の担当者は次のように答えました。
「短冊の中で、いくつか要件が入っていますので、
それらを満たしていただくことが必要なんだろうと思います」
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(2022年2月4日、新井裕充)