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2021年12月24日（金）にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された中医協総会（第508回）の速記録（非公式）です。
弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。


今年最後の中医協です。総会のみ、約１時間の開催です。

表紙の写真は、小塩隆士会長がうっかりして、
２号側（診療側）の意見陳述を途中で打ち切ってしまい、
林正純委員（日本歯科医師会常務理事）が焦ったように声を上げた場面です。


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【補足です】


議題は４つです。
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[議 題]

　１．個別事項（その12）について
　２．令和４年度診療報酬改定の改定率等について
　３．令和４年度診療報酬改定への意見について（各号意見）
　４．その他（公聴会の開催案について）
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「個別事項（その12）」では、
２つのテーマについて論点が提示されたほか、
宿題返し、過去の資料の訂正がありました。

続いて、改定率などに関する説明があり、（議題２）
次期改定に対する意見を両側の委員が述べました。（議題３）

最後に、公聴会をオンラインで開催することを決めて（議題４）
閉会となりました。

議題を見る限り、メインは次期改定への意見のようですが、
「個別事項（その12）」の資料中に示されている宿題返し
（これまでのご指摘に対する回答）も重要な感じがします。

なお、「個別事項（その12）」で新たに示された論点は、
届出の簡素化、FAPに対する内視鏡治療です。

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【余談です】

もう10年以上前になるでしょうか。
私が「病院の薬剤師を評価するために、
日本薬剤師会を中医協から外して
病院薬剤師を委員に入れるべき」と書いたところ、
業界記者さんから「君は中医協をわかってないね」
と指摘されたことがあります。

「医科・歯科・調剤の配分というものがあって、
他人のポケットに手を突っ込むことになるんだよ」と言われました。

それはさておき、
今回の総会では、１号側（支払側）と２号側（診療側）が
次期改定への意見を述べました。
１号側は、松本真人委員（健保連）のみが代表で陳述。

一方、２号側は、
[医科] 城守国斗委員（日本医師会）
[歯科] 林正純委員（日本歯科医師会）
[調剤] 有澤賢二委員（日本薬剤師会）の３人です。

城守委員の陳述が終わったところで、
小塩会長が「どうもありがとうございました。
ただいま１号側委員、２号側委員から、
それぞれご意見をいただきました」と終了させてしまい、
林委員（日歯）が「委員長！」と声を上げました。

城守委員（日医）が
「続きまして歯科と、そして調剤がございます。
それぞれ述べていただきますので、よろしくお願いしたいと思います」
と述べて続行となりました。

こんなダラダラ書いていると、
「それがどうした？」と言われそうです。

たいした問題ではないのでしょうが、
「なぜ診療側は３人で、支払側は１人なのだ？」
と思ってしまった次第です。

支払側もいろいろ入り乱れているのですから、
「企業代表」「患者代表」を合わせて、
３人が意見を述べてもいいのではないかなあと思ったのですが、
ちょっとピンボケでしたら、すみません。

来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
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（2021年12月25日、新井裕充）