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2021年12月22日(水)にオンライン開催され、YouTubeでライブ配信された中医協・薬価専門部会(第185回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
最近では珍しく早い開始です。
今回の中医協は8時からスタートし、
予定よりも早く11時に終了しました。
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1.薬価専門部会(8:00~8:26)
2.保険医療材料専門部会(8:30~8:46)
3.総会(8:50~10:59)
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最初に開かれた薬価専門部会では骨子案を了承。
続く材料部会でも骨子案が承認され、
総会で、薬価・材料・費用対効果の骨子がまとまりました。
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【余談です】
中医協では、しばしば支払側VS診療側という構図で
記事をまとめる場合が多いのですが、
そうではないこともよくあります。
薬局や調剤の話になりますと、
診療側の医師会と支払側が同じトーンになり、
診療側の日薬がいじめられます。
医療安全などの問題になると、
支払側の患者代表と診療側の日薬が組みますし、
看護師の労働環境などの問題になると、
支払側の連合と診療側が組んだりします。
フォーミュラリーの議論では、
支払側が「診療報酬上の評価を」
などと真逆の主張になります。
製薬業界が絡む話になりますと、
支払側内部でも意見は分かれまして、
同じ支払側である健保連と経団連が違うことを言ったりします。
表紙の写真(左上)は、
眞田享委員(経団連社会保障委員会医療・介護改革部会長代理)が
発言している場面です。
骨子案(P7)では、
「現在の加算係数の設定において必ずしも開示が進んでいないことから、
開示度 50%未満の場合の加算係数を現在の0.2から0に引き下げる。」
としています。
業界にとって厳しい見直しです。
そのため、眞田委員が
「本件につきましては、これまでも
企業側にもやむを得ない事情がある場合も想定されるのではないか
という点を指摘をさせていただき、
先日の業界ヒアリングでもイノベーション評価の観点から非常に厳しい
というような声があったところでございます」
と反論を始めたところです。
ところが、眞田委員の画面2コマ右にいる
松本真人委員(健康保険組合連合会理事)は
何やら職員の方と話しているご様子で、
楽しそうに爆笑しています。
眞田委員の発言は(たぶん)聞いていません。。。
ちょっと面白い場面でしたので、
使わせていただきました。
ところで、取材する立場からしますと、
今回の骨子案とりまとめで原稿を書く場合、
(私のような素人は)開示度あたりが書きやすいので、
眞田発言 → 松本発言 → 業界代表とつないで
1本作りたいところですが、
残念なことに、赤名正臣専門委員(エーザイ常務執行役)の
コメントがありません!
中村洋部会長が
「専門委員からも、ご意見ありましたら」
と舞台を用意したのですから、
ここは見せ場だったと思います。
眞田委員への援護射撃という意味でも、
いつものような切れ味のあるコメントが
一発ほしかったところですが、
いろいろ事情があるのかもしれません。。。
なお、この後に開かれた材料専門部会では、
最後に林利史専門委員(エドワーズライフサイエンス部長)
堀之内晴美専門委員(東レ株式会社常任理事)が意見を述べています。