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2021年12月17日(金)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された中医協総会(第506回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
今回も総会のみの開催です。
午前10時から約1時間です。
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総会(10:00~11:11)
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かかりつけ医機能の評価と重症度、医療・看護必要度が今回のメインでしょうか。
議題は3つです。
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【議 題】
1.外来(その4)について
2.入院(その8)について
3.令和4年度DPC/PDPSの医療機関別係数の改定について
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議題1、かかりつけ医の審議では、
松本真人委員(健康保険組合連合会理事)の長い発言(提案)があり、
これに城守国斗委員(日本医師会常任理事)が反論しました。
が、いまいち盛り上がりません。
松本吉郎氏、幸野庄司氏がいたら大変だったなあと思います。
軽く2時間オーバーだったでしょう。
本当にもう、どーでもいい議論です。
時間の無駄ですので、今回のようにさっさと終わってよかったです。
重要なのは、医療課がどうしたいのか。
今回の資料の中で、チェックしたほうがよさそうなのは、「総-1」のP19です。
「外来診療の流れ(イメージ)と機能・役割について」と題して、
初診、再診の流れの中に、「かかりつけ医に求める役割」を位置付けています。
医療課は、おそらく業者に作らせているであろう大量の資料の中に、
時折、「自作」の「力作」を入れてくることがあります。
P19は、たぶんそう、という感じがします。P21もそうかもしれません。
見た目が汚いのはたぶん医療課の作品でしょう。
続く議題2の「入院(その8)」は、
重症度、医療・看護必要度のシミュレーションがメインです。
またやるの? まだやるの? という気がします。
皆さんはいかがお考えでしょう。これもどーでもいい議論だと思います。
この項目をいじったら該当割合はどうなるの、という趣味のような世界です。
私は全く興味がありません!
とは言いながら、ちょっと気になったのは、
ようやく出てきたな~~ という内保連の基準です。
もう5年以上も前になるでしょうか。
DPCソフトのコンサル会社の社長さんから
「内保連の基準は次期改定で入りそうか?」としつこく聞かれたことがあります。
これが入ると、ソフト会社はまた儲かるのでしょうか。
看護必要度のシミュレーションが今回のメインのように見えますが、
実はこれが一番大きい話題だと思います。
資料では、「総-2」P9です。「D項目」を新たにつくるのでしょうか。
本当にもう、ぐちゃぐちゃですね。
重症度、医療・看護必要度なんて廃止してしまえばいいのに、
いつまで続けるのでしょうかと言いたいです。
ところで、話が戻って恐縮です。
表紙の写真は、11月5日から支払側委員として参加しながら
まだ一度も発言していなかった鈴木順三委員(全日本海員組合総務局長)が
初めて発言している場面です。
鈴木委員は、このように述べました。
「(かかりつけ医)機能とかですね、体制の強化については非常にわかるんですが、
現実問題、健康でですね、病院に行かない、お医者さんにかからない現役世代、
これをどういうふうに周知して広げていくか、
これのほうが今、ちょっと、問題ではないのかな」
おっしゃるとおりだと思います。
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(2021年12月18日、新井裕充)