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2021年12月1日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された中医協総会(第501回)の速記録(非公式)です。
弊社が独自に作成したものですので、厚生労働省の公式議事録とは異なることにご注意ください。
総会は、この日の最後に開かれました。
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1.検証部会(9:30~10:01)
2.薬価専門部会(10:03~10:50)
3.費用対効果部会(10:53~11:09)
4.総会(11:12~12:10)
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総会の議題は当初、3項目でした。
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【議題】
1.診療報酬改定結果検証部会からの報告について
2.最適使用推進ガイドラインについて
3.入院(その6)について
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議題1は、同日最初に開かれた検証部会の報告。前回改定の影響調査6項目です。
議題3の「入院(その6)」は、「急性期入院医療」がテーマです。
論点は資料「総-3」の最終ページです。
総会のメインは「入院(その6)」だったはずですが、
何が起きるのかが分からないのが中医協。
閉会間際に、事務局からの報告が飛び出しました。
これが今回の総会のメインでしょうか。
表紙の写真は、長島公之委員(日本医師会常任理事)が
「これは論外じゃないでしょうか!」と語気を強めた場面です。
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【補足です】
最後の議題「入院(その6)」の質疑で、眞田享委員(経団連)が発言を終え、
これがちょうど正午でした。
よし閉会! と安心したのですが、終わりませんでした。
「オンコタイプDX 乳がん再発スコアプログラム」について、
「12月1日からの保険適用を保留する」との対応案が出ました。
本プログラムの開発が完了していなかったようです。
支払側、診療側委員らが一言ずつ発言した後、中田室長が釈明。
これで終わりと思いましたが、長島委員がかみつきました。
速記録では再現できませんが、なかなか迫力がありました。
長島委員は、保険医療材料専門部会の委員ですし、
期待の分野だけに、今後の影響が心配されます。
ところで、「入院(その6)」に話を戻しますと、
もう、どこからが新しくて、どこが既出なのか、もう何がなんだか状態です。
同じようなことをグルグルと何度もやっている気がするのは私だけでしょうか。
ただ、そんな中で新しいのは「Tele-ICU」でしょうか。
以前、知り合いの記者からすごく画期的だという話を聞いていましたが、
支払側・診療側とも、あまり乗り気ではないようです。
今回、ちょっと出してみただけ、という感じで終わりそうです。
そんな中で、事務局の気合いが感じられるページがあります。
P31、47です。
「ポイントの振り返り」というサブタイトルでイメージ図が示されています。
「こうしたいんだ」という強いメッセージを感じました。
このページは、井内課長が珍しく丁寧に説明しました。
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(2021年12月4日、新井裕充)