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この日の分科会に先立つ8月25日(水)の中医協総会は、
次期改定に向けた「入院」のキックオフでした。
資料「入院(その1)」の中で、これまで入院分科会で使われた資料
(急性期、回復期、慢性期、横断的事項)の一部が示されました。
急性期・回復期・慢性期などの内容は
これで、いったん総会に報告した形になります。
その2日後の27日(金)に開かれたのが今回の入院分科会です。
YouTube によるライブ配信はなく、報道関係者は都内の会場まで行って傍聴しました。
今回も「やや密」でした。
今回の入院分科会の議題は4つです。
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1. 作業グループからの中間報告について
2. 特定集中治療室管理料等について
3. 救急医療管理加算について
4. 医療資源の少ない地域に配慮した評価について
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最初の議題は、入院分科会にぶら下がる形で
格下げ(?)されたDPCのワーキンググループ
(この分科会では「作業グループ」と呼んでいます)
で検討した内容が報告されました。
非公開でDPC病院へのヒアリングも実施したようです。
その概要も資料に書かれています。
DPC作業グループからの報告は
今後のDPC制度に少なからず影響を与える内容であり、
これだけで3回ぐらい会議を開いてもいいはずですが、
今回は簡単な中間報告にとどまり、大きな議論はありませんでした。
この作業グループの報告に関する資料が「入-1」となっています。
続く議題の2~4は、資料「入-2」にぜんぶ、詰め込まれています。
相変わらず分かりにくい(私だけか?)ので、ちょっと整理しますと、
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資料「入-1」 → 議題1
資料「入-2」 → 議題2・3・4
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という構成になっています。
私なりにザックリまとめますと、この日の分科会のメインテーマは
「急性期病院のすみ分けをどうするか」という話です。
議題1は、今後のDPCをどのように考えるかという話で、
議題2(ICU等)は高度急性期、
議題3(二次救急)は一般急性期の話です。
そのため、この日の会議の主役は、
北海道の三次救急、バリバリ高度急性期病院の院長である牧野憲一委員と、
元千葉大病院長の山本修一委員です。
牧野先生と山本先生の発言を中心に
チェックしていただけるといいかなと思います。
具体的には、
議題1の質疑(速記録P73以降)と、
議題2(速記録P87以降)あたりでしょうか。
それから、規制側(厚労省側)である井原裕宣委員の発言も重要だと思います。
このあたりを中心に、ぜひ、ご一読していていただければ幸いです。