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2021年6月30日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された中医協・入院分科会(令和3年度第3回)の議事録(非公式)です。
いよいよ本格的に改定論議がスタートしたという印象です。
今回のテーマは「急性期入院医療について」です。関心の高いところですし、業界記者は力が入ると思います。
会議の流れは、101ページに及ぶ資料を金光一瑛課長補佐が約30分にわたり説明。その後、質疑が前半・後半に分けて行われました。
委員の質問に金光補佐が答えるという形式で進み、委員同士の議論はありませんでした。
資料最後の101ページに「論点」が出ています。秋山智弥委員(日本看護協会副会長)の発言が最も分かりやすく、問題の所在を理解しやすいです。(議事録P147以降)
この秋山委員、入院分科会の名簿上は「名古屋大学医学部附属病院卒後臨床研修・キャリア形成支援センター教授」という肩書きになっていますが、日本看護協会の副会長です。(隠したいのか?)
ご存知のように、悪名高き7対1入院基本料が入ったのは日看協の久常会長の時です。
今回、厚労省はハイケアユニットなどの「治療室の有無」になにやら強い意気込みが・・・。
議事録P90あたりを見ていただくと、ほかのページよりも説明が濃いように思います。
勝手な予想ですが、医療課は、治療室などのハード面を中心に、旧7対1から引きずり降ろそうとするのでしょうか。
質疑は、秋山発言以降が面白いです。
ちなみに、猪口雄二委員の入院分科会での肩書きは「日本医師会副会長」ですが、ご存じのように、なんちゃって急性期の中小病院が多く加入する「全日本病院協会」の会長です。猪口先生は、全日本病院協会が本拠地です。
また、山本修一委員の肩書きは「地域医療機能推進機構理事」ですが、元千葉大病院の院長です。
こんな色分けでP147以降を見ていただくと、大いに楽しめると思います。