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2021年7月7日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された中医協総会(第482回) の議事録(非公式)です。
今回の中医協は総会のみの開催です。
午前9時半から正午近くまで、
約2時間半にわたって開かれました。
主なテーマは3つです。
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① 今後の進め方
② コロナ対応
③ 外来
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です。
今回は、次期改定に向けた「キックオフ」という位置付けのようです。
②と③の資料は「その1」となっています。いよいよ始まりました。
それにしても資料が膨大です。あまり知識のない私にとって、中医協は大量のゴミ山の中から、ほんのひとかけらの何かを探し出すようなもので、今回もそういう感じでした。
終電を気にして当日中に仕上げようとすれば、「かかりつけ医の機能めぐり対立」というような原稿が簡単で書きやすいと思いました。
日医発言と幸野委員をぶつければ、とりあえず記事は作れると思いますが、個別の改定項目にあまり関係ないことが多い・・・。
そこで、個別の改定項目に関連して、どこかポイントを見つけるとしたら、
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1.井内課長の資料説明
2.佐保昌一委員(日本労働組合総連合会総合政策局長)の発言
3.吉川久美子専門委員(日本看護協会常任理事)の発言
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今回はこの3人の発言に着目したいと思います。
まず、井内課長の資料説明ですが、やる気がないのか手抜きなのか、けっこう、いいかげんな課長です。省力化を図るタイプで、仕事は早そうです。その井内課長、資料の説明はほぼタイトルだけ。そんな中で、資料の内容にちょっと踏み込んで説明する箇所があります。
例えば、コロナ対応を今後どうするのか、という議題1に関する説明の中で、感染防止対策加算1・2、感染防止対策地域連携加算については、ほかのページよりもちゃんと説明しています。これらの点数を引き上げるのでしょうか。(議事録P76~77)
佐保委員の発言については、連合としての主張ですので、ちょっと影響力がありそうな感じがして、私は注目しています。
例えば、かかりつけ医の評価をめぐる議論の中で、「かかりつけ医の標榜にあたって、一定の明確な基準を設けることが受診する立場にとって分かりやすくなるのではないか」と述べています。(議事録P241)
日看協の吉川専門委員の発言については、もう大当たり確定のようなものです。最近では、これを「ガチ」と言うのでしょうか。次期改定では看護情報の提供で何かありそうです。(議事録P259以降)
ところで、今回は各委員に意見を言わせて、最後に課長が発言するという形式でした。今後もそうなるのでしょうか。
この方式で議事を進める場合、答えたくない質問には答えないことができて、事務局は楽ちんだと思います。深く追及されることもありません。これはいかがなものかなあ、と思います。