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2021年7月14日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された中医協総会(第483回)の議事録(非公式)です。
※ 冒頭の開会宣言の部分、先進医療の岡田室長説明の一部、調剤報酬の質疑の一部で配信が一時停止しました。そのため、一部の箇所は「再現不能」としています。
今回の中医協は、検証部会と総会の2つが開かれました。
総会では、調剤がメインとなりました。次期改定に向けた議論のキックオフということで、140ページの資料を紀平哲也薬剤管理官が約25分間で簡潔に説明。その後、質疑が10時40分から正午近くまで、ほぼ全ての委員が発言しました。
質疑の途中、YouTube の画面が約2分ほど停止となるサーバーエラーがあり、音声が途切れました。そのため、この部分につきまして「再現不能」とさせていただきましたことをお詫び申し上げます。
調剤報酬の質疑の途中で音声が途切れ、配信が再開されたのは公益委員である中村洋氏(慶應義塾大大学院教授)の発言途中からです。
この中村氏らの発言に対し、日本医師会が発言を控えるよう求め(議事録P222)、これに公益委員が反論する場面がありました。(議事録P225~)
日医委員の怒りをかったのがどの発言かは不明ですが、私は恐らく、P216の発言であろうと思います。「医者のミスの尻拭いをなぜ患者が負担するのか?」という意味合いの発言に思えました。
この発言のあと、公益委員の役割をめぐる議論に発展しましたが、YouTubeの画面を見る限り、ほかの委員は苦笑しており、反論された中村氏も笑っています。こういう中医協もなかなか楽しいものです。
表紙の写真は、公益委員の反論に対し、日医委員が再反論しようとして「会長!」と叫びながら挙手している場面です。
ところで、今回のメインである調剤報酬ですが、資料はこれだけで1冊の本ができるぐらい、とてもよくできていると思いました。もう少し時間をかけた説明を聞きたかったです。
資料が多かったため、紀平管理官はタイトル部分のみを言うだけでサクサク進みました。
ただ、そうした中で、ちょっと立ち止まって説明したのが議事録のP145あたりです。
厚労省の資料「総-5」のP106、「在宅医療への移行に伴い薬局が果たす役割」です。調剤報酬の項目の中では、「⑤ 在宅訪問薬剤管理指導に係る評価について」の一部となっています。
この日の会合では、「対物業務から対人業務へ」という考え方をめぐる議論もありました。
確かに、「まずは対物業務をしっかり」と私も思いますが、「対人業務」もこれからの薬剤師の姿として、きちんと考えていく必要があると思いました。
「対人業務」についてはいろいろ挙げられていますが(議事録P53、厚労省のスライドP14)、厚労省医療課は「在宅訪問での薬学管理」にちょっと注目しているのではないかなという気がしました。