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2021年7月21日(水)にオンライン開催され、YouTube でライブ配信された中医協総会(第484回)の議事録(非公式)です。
今回の総会は費用対効果部会の後、約2時間半にわたって開かれました。
「個別事項」のキックオフということで、資料は大量です。
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「総-1-1」 → 医薬品の適切な使用の推進(全59ページ)
「総-1-2」 → 働き方改革の推進(全56ページ)
「総-1-3」 → 歯科用貴金属材料の基準材料価格改定(全9ページ)
「総-1-4」 → 不妊治療の保険適用(論点まで20ページ)
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このうち、「総-1-1」(医薬品の適切な使用)の質疑が最も長く、約50分。次いで、「総-1-4」(不妊治療)の質疑が約30分、「総-1-2」(働き方改革)が約20分でした。
この1から4まで、各項目ごとに
説明 → 質疑
という流れでしたが、ご提供する議事録(非公式)の目次では、1~4の説明部分を一括していますので、ご注意ください。
「総-1-1」(医薬品の適切な使用の推進)では、前回改定時に日医の反対で見送りになった 「フォーミュラリー」がまた出てきました。
ただ、前回改定時↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00029.html
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000522373.pdf
とは異なり、今回の資料では「フォーミュラリ」となっています。
薬関係の記者さんによると、「日本フォーミュラリ学会ができたから、それに合わせたんじゃないの?」とのことですが、理由は不明です。
会合では、ほぼ全ての委員が「フォーミュラリー」と言っていました。その記者によりますと、「次の改定では必ず入れるらしい」とのことです。私もそんな気がします。
「医薬品の適切な使用の推進」の資料では、いろいろなデータが埋め草のように盛り込まれていますが、結局のところ、骨太などを踏まえて「どのように考えるか」という論点になっています。
「医薬品の適切な使用の推進」の質疑では、変更不可欄の議論が面白かったです。
最初に池端委員(日慢協副会長、福井県医師会会長)が不可欄を必要とする理由として「患者さんの意向」を挙げました。
これに幸野委員(健保連理事)が「患者に言われたから変更不可欄にレ点を付けるというのは少し違うんじゃないか」とかみついて、これに池端委員らが反論という場面がありました。
表紙の写真は、幸野発言に対し、すぐに挙手のボタンが押された時のものです。(議事録P89)
働き方改革の議論では、地域医療体制確保加算がメインとなりました。幸野委員は、同加算の算定と医師の勤務時間との関係を「十分に検証していく必要がある」と指摘しました。一方、日医は同加算の要件緩和を求めました。
不妊治療では、6月に公表されたガイドラインについて厚労省担当者が丁寧に説明しています。このガイドラインが1つ大きなポイントでしょうか。議事録209ページあたりをご参照ください。