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2021年8月6日(金)にオンライン開催された中医協・入院分科会(令和3年度第5回)の議事録です。YouTubeでの配信はなく、報道関係者のみ傍聴できました。
今回のメインテーマは「慢性期入院医療」です。
次期改定に向けた入院医療の議論は6月30日(急性期入院医療)から本格化し、7月8日(回復期入院医療)と続き、そして今回が「慢性期入院医療」です。
また、今回は短期滞在手術のほか、「横断的事項」として入退院支援や認知症ケア、早期のリハ、栄養などもテーマになりました。
とにかく資料が大量です。
この日の議題は大きく2つ。1つは、次期改定に向けた大量の資料。もう1つはDPC病院の募集等について。後者のDPC募集関係は質疑なく数分で終えましたので、メインは1つめの議題、資料「入─1」です。
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000817054.pdf
全部で162ページと大量です。資料「入─1」は3部構成です。
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1. 短期滞在手術等基本料について(P2~25)
2. 慢性期入院医療について(P26~95)
3. 横断的事項について(P96~162)
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これら3つのテーマが今回の議題1~3となっております。この中で、いわゆる「論点」は3つのテーマごとに3つあり、論点のページは、P25、95、162です。
まず、短期滞在手術等基本料については、その範囲を見直す方向で一致しました。
日本のDPC制度はアメリカから輸入してスタートしましたが、アメリカの「DRG」とは大きく違っていることがいろいろ、あちこちで言われてきました。
アメリカのDRGのように「1入院あたり」の仕組みにしていないので、効率化が図れない、つまり医療費抑制につながらないといった議論です。そうした中で、この短期滞在手術が「日本版DRG」として注目されてはいるのですが、これまでの議論は、「平均在院日数(短い入院期間)を稼げるような手術を含めてしまえ」というような流れで進んできているように思います。
短期滞在手術を次回改定でどうするのか、注目です。